主婦節約!トイレの節水術【2020年】

主婦節約!トイレの節水術【2020年】

水道代の節約って普段どうしていますか?

特にトイレの水量は、家庭で使う水の中で2番目の約21%を占めると言われています。ですので、トイレの節水を意識することは家庭全体の節水に繋がる、ということになります。

主婦の方は普段からお風呂や洗濯などに関しては節水に気を遣っている方が多いと思いますが、トイレに関してはどうでしょうか。以前ご紹介した電気の節約と同じで、月単位で考えるとそこまで大きな金額にはならないですが、年単位でまとめて考えてみるとやはり大きな金額になっていきます。

そこで今回は主婦の方も一人暮らしの方も必見の、トイレの節水方法や裏ワザをまとめてみました♪

トイレで使う水はどのくらい?

トイレには古いものから新しいもの、またメーカーによって様々なものがありますが、新しいタイプの方が一度に使用する水の量が少なくなっています。

上記の図を見て頂くとわかるように、最新式の節水トイレの場合は1回あたり3.8~6.0リットルの水が使われています。

従来のタイプや古いタイプのトイレでは、8~16リットルになっていますので、一番古いタイプのトイレと最新のトイレでは一度にトイレに流す水の量の差は最大で約12リットルとなっています。

使用状況によっても変わりますが、水道代で換算すると年間最大で20,000円弱の節約が出来てしまうんです。かといって、最新のものに変えるのもお金がかかりますし、賃貸で住んでいる方はトイレを変えるわけにはいかないですよね。

では日頃から節水に取り組んでいる主婦の皆さんがどのような節水方法を実践しているかご紹介します!

トイレの節水方法

レバーの「大」「小」を使い分ける

まず一番簡単な方法としては、レバーの「大」「小」を使い分けることです。

「大」と「小」では約2リットルの差があり、実はトイレットペーパー約2~3m分までは「小」のレバーで流すことが可能と言われていますので、小を流すために「大」のレバーで流してしまうことは多くの水を無駄遣いしてしまうこととなります。

また、トイレ掃除をした後に洗剤を流す場合でも、「小」レバーで十分流しきれるので、無駄に「大」レバーで流さないように使い分けましょう。

お風呂の残り湯を使う

トイレには、常にトイレに流すために使う水を貯めておくタンクがあるので、レバーを引くことによってそのタンク内の水を使ってトイレの水を流す仕組みになっています。

そのため、そのタンクの中にお風呂の残り湯を入れておくことで、かなりの量の水を節水することができます。ただ、デメリットとしては、残り湯をトイレのそばに残り湯を用意しておかないといけません。

なので、全部お風呂の残り湯でやろうとするとかなり大変なので、流す水の一部を残り湯で賄う、と考えて頂いた方がよいかと思います。

筆者の友人がしている方法として、トイレの横にバケツに溜めた残り湯を用意しておいて、トイレを流したらそのバケツの水をタンクに入れる。そしてまたバケツに残り湯を入れて準備しておく、といった感じでやっているそうです。

これだけでも何もしないよりは、かなりの水が節約できそうですね。

ありがちな間違った節水方法

ネットなどの口コミで様々なトイレの節水方法が広まっていますが、なかでもペットボトルや瓶などをトイレのタンクに入れ、溜める水の量を減らして節水をする、というのがよく見られます。

ただし、この方法だとペットボトルがタンクの中の部品などと接触してしまい、水が出っぱなしになって逆に水道代がかなり高くついてしまった、といった事例がかなりあるようです。

また、使用する水の量が少なくなるので、トイレットペーパーや排泄物が流れきらなくなり、排水管が詰まってしまう場合もあります。節約をするためにしたことが逆に故障につながったり余計な費用が掛かってしまっては元も子もないですよね。

ですので、簡単な方法ではあるのですが、この方法をやるのであれば常に注意を払う必要がある、ということを意識しておきましょう。

節約グッズを使う

トイレを流すたびに何かをやるのは面倒!という方は、現在では様々なトイレの節約グッズが出ているので、そういったものを活用するという方法もあります。

ウォーターセーバー

このグッズは、トイレに流す水の約40%を節約できる優れものです。値段も1,000円以下なのでお手頃で、取り付けについても工具などを使う必要がなく簡単です。

これを取り付けるだけで、トイレのレバーを回している間だけ水を流すことができるようになります。レバーを元に戻すと水が止まってしまうので、大の時などは長めにレバーを回しておかないと詰まりの原因になります。

また、レバーが重くなるので、いつもよりも長めにレバーを回すようにした方がいいです。これを付けるだけでも、4人家族で年間8,640円くらい節約できると言われています。

水洗トイレ節水器ロスカット

こちらのグッズも先程のウォーターセーバーと同じように、トイレに流す水の量を節水することができるグッズです。

トイレの水を流したり止めたりしているフタが閉まるタイミングを早めることによって、最後に少しだけ流れる勢いのない水をカットすることができます。トイレのタンクの中には、元々ゴムフロートという部品があり、それがフタをして水を止めています。そのゴムフロートに節水器ロスカットを取り付けることによって節水できるといったものとなります。

節水器ロスカットを使用すると、1回あたり約5ℓの水を節水できると言われていますので、家族の人数や使用頻度にもよりますが、年間約1~2万円の節約になる計算となります。

ただし、ウォーターセーバー・節水器ロスカットともに取り付けできる便器の型が決まっていますので、以下の便器では使用できません。

・節水型の便器
・ボタンで水を流すトイレ
・ハイタンク型(高い位置にタンクがあるトイレ)

などになります。

最新のトイレは既に節水型になっていることが多いので、古いトイレの場合にこれらのグッズを使用すると効果があります。金額も3,000円弱とお手頃ですので、賃貸住宅に住んでいる方や古いトイレを使用しているご家庭は試してみる価値があると思います。

100均グッズ

上記に挙げたもの以外でも、実は100円均一ショップ(通称100均)でもトイレの節水ができるアイテムがいくつかあります。100均は値段こそ安いですが、意外と質が高く口コミの評価も良いので、100均で節水が出来ればかなりお得ですね。

代表的な100均トイレ節水グッズ

ダイソー【トイレの節水でき太くん】※300円(税抜)
セリア【トイレタンク内に取り付けるだけ!節水ができるフック】

こちらの商品は、ともにトイレタンクの中にある排水弁から伸びている鎖にフックを掛けるといったものになります。レバーを離すと水がすぐ止まるため、特に小の時にトイレに流す水を流しすぎないようにすることで、節水に繋がります。

ただ、大の時はレバーをしばらく回しっぱなしにしないといけないので、人によっては面倒に感じるかもしれません。

また、ヤフオクなどにしか情報がなかったので、現在も取り扱いがあるかは不明です。もしかしたら店頭に行けば新しいグッズがあるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。生活する上で水は欠かせないものです。そして水道代の節約はもちろんのこと、限りある資源の中で普段から節水することは環境面でも良いことに繋がりますよね。

トイレの節水に関しては、間違った方法をしてしまうと詰まりや故障にも繋がってしまうリスクもありますが、これから節水をしてみる方はその辺も考慮しながら、正しく安全な節水を実践していきましょう♪