節約で大事になってくるのが家計簿です。ひと昔前でしたら手書きが主流でしたが、今では、手書きよりもアプリという声が大多数になってきました。今回は、手書きによる家計簿づくりではなく簡単に利用できるおすすめのアプリを紹介していきます。
目次
簡単で入力しやすい家計簿が一番
家計簿での管理を続かせるために、改善しようと思うことはとても素晴らしいことです。続かないという問題は、いろいろあると思いますが、即効性がある方法としては「面倒な入力をどうするか」です。この作業がもっと簡単になるにはどうすればよいのか…。
簡単に入力する方法が、実はあるんです!
それは、家計簿アプリの機能にあるレシート撮影機能です。スマホのカメラを使ってレシートを撮影すると、品目や店名、金額が自動で記録してくれる機能なんです。面倒な入力がなく、支出の管理ができるのでとても楽に管理することができます。さらに銀行の口座やクレジットカードを登録しておくことで、入出金を確認することができる口座連携も便利な機能となります。
ほかにも、便利な機能として、支出状況や資産状況をグラフで可視化してくれたり、各種引き落としやポイントの有効期限を通知してくれたりします。
もちろん、アプリよって使える機能に制限や有無など細かい違いはありますが、必要な機能の優先順位を考えて選ぶようにしましょう。
家計簿アプリを徹底比較
このレシート撮影や口座連携機能があるアプリでおすすめは、『Zaim』・『マネーフォワード』・『Moneytree』です。
もちろん、どのアプリも手動での入力ができますが、メイン機能でもあるカメラで撮影してレシートを読み取りできるのは、簡単でとても楽な作業だと思います。
どのアプリも無料と有料の会員といった2種類がありますが、まずは無料で使ってみましょう。そのうえで、もっと高度な機能が必要になったら、有料を検討しましょう。
zaim
こんな人に合ってるアプリ!
- そもそもやりくりが苦手
- 細かくお金を入力したくない
- 財布やクレジットの管理をしたい
▼特徴
- レシート撮影機能
- 約1,500の銀行やクレジットカードの入出金を取得・分類
- 棒グラフ・円グラフで分析
- 財布や口座、クレジットカードの残高を表示
マネーフォワード
こんな人に合ってるアプリ!
- 毎日のやりくりを管理したい
- パートナーとの資産管理を共有したい
- お金の流れを把握したい
- クレジットカードや電子マネーをよく使う
- 投資に興味がある
▼特徴
- レシート撮影機能
- 銀行口座やクレジットカード、マイル、年金、ネットショッピングといった2,600以上の金融サービスに対応
- 高度な資産管理
- ポイントや電子マネーのデータ化
Moneytree
こんな人に合ってるアプリ!
- 毎日のやりくりを管理したい
- グラフ化して節約したい
- 資産を増やしたい
- クレジットカードや電子マネー、マイル、ポイントをよく使う
▼特徴
- レシート撮影機能
- 銀行口座やクレジットカード、マイル、ポイント、年金、電子マネーといった2,600以上の金融サービスに対応
- マイルやポイント、電子マネーのデータ化
- カードの支払い、マイルやポイントの有効期限、残高低下といったアラートの通知
家計簿を選ぶ4つのポイント
家計簿を選ぶ際に必要となる3つのポイントを紹介します。いずれのポイントも、家計簿を継続してつけるうえで重要になってきます。家計簿をつける目的やライフスタイルによって選べば、納得の家計簿選びにつながります。
家でつけるか外出先でつけるか
家計簿をつける場面としては、家でじっくりつけたい人もいれば、外出先のその場でつけたい人もいるかと思います。
家でつけることが多いならば、じっくり支出の管理ができるものを選ぶのといいでしょう。その場合、パソコンソフトもおすすめとなります。
外出先でつける場面としては、レシートの読み取り機能がついたアプリを利用すると便利です。支出があったときに、その場ですぐ家計簿をつけることができます。
家計簿をつける目的で選ぶ
目的によって選ぶのもポイントになります。家計簿をつける目的として、支出を管理するのはもちろんですが、貯金、無駄を把握して支出を抑えたいなど様々だと思います。
上記にあるアプリがおすすめでありますが、それ以外にも節約や貯金といった、目的に応じた家計簿が数多く存在します。
家計簿アプリに慣れていないのなら、あらかじめ設定されている項目だけを使い、慣れてきたら自分で項目の追加やカスタマイズをして使いやすくするのが長く続けるコツです。
無料アプリから始めることで、目的に応じた家計簿選びができるはずです。
ライフスタイルで選ぶ
環境として、1人暮らしの人もいればカップルで同棲の人、夫婦、子供となど様々だと思います。ライフスタイルや世帯人数に合ったアプリを選ぶことで、家計簿がつけやすくなります。なぜかといいますと、貯金や節約といった目的別のほか、1人暮らし用であったり、夫婦2人暮らし用といった感じで世帯人数に合わせたものが多くあるからです。
1人暮らし用ならシンプルなものや気軽につけられるもの、同棲や夫婦なら2人で共有できる機能があるアプリを選んだりと、ライフスタイルに合わせることも重要なポイントになってきます。
家計簿初心者なら
最初は「ざっくり」とした項目でつける
家計簿をつけるなら、まずはお金の出入りに関する項目を決めていきます。家計簿の初心者であれば、この項目をざっくりと決めていきましょう。
- 収入 → 項目に該当するもの:給与、ボーナス、その他
- 固定費 → 項目に該当するもの:家賃、ローン、光熱費、通信費、保険料
- 変動費 → 項目に該当するもの:食費、交際費、医療費、交通費、雑費、美容・衣服費、その他
項目ごとに予算を立てる
項目を決めたのなら、その月の予算を立てていきます。この時にぜひやって欲しいことが、先に貯金したい金額を分けておくことです。経験あるかと思いますが、その月に残ったお金を回そうとしても、結局、お金が残らなかったんで今月は貯金はゼロということになりがちです。
- STEP.1給与やボーナスといった収入の合計を記入
- STEP.2合計から固定費を引いた額を算出
- STEP.3貯金に回す額を引く
- STEP.4残った金額で、変動費に該当する項目にお金を割り振る
1カ月ごとに振り返る
家計簿をつけたら、1カ月ごとに内容を振り返って確認するようにしましょう。そうすることで、予算に対して使いすぎであったり、使わなかった項目などがはっきりと分かってきます。この反省をもとに、翌月の予算をたてて節約できるポイントを見つけていきましょう。
まとめ
面倒くさいと感じる家計簿ですが、アプリを使うことによって誰でも簡単に家計簿をつけることができます。最初はざっくりとして、週に1回くらいの頻度で始めてみるのがいいでしょう。また、家計簿につけた内容はパートナーや家族がいる場合には、共有することがとても大切です。周りに「今月はいくら節約できた!」「目標の金額まで、あとこれくらい!」といった感じで共有すると、節約するぞという共通意識が生まれてきますし、モチベーションが上がってきます。
家計簿をつけて楽しい節約生活を始めてみましょう。