主婦節約のコツ!できる住居費の節約術を5選

節約と言っても、世の中にはたくさんの節約術が出回っています。当サイトもそうですが、他のサイトや本なども紹介していて、こんな方法があるのかと学ぶことも多くあります。そして、節約と聞いて、思い浮かぶのは、食費や光熱費の節約ではないでしょうか。毎日のことですし、手を付けやすいこともあるかと思いますが、これだけだと節約の幅としても限界があるかと思います。

そこで、今回は、賃貸に限ってですが、住居費の節約方法を紹介していきます。え!?っと思うかもしれません。住居費は節約できないと思われがちですが、できないことはありません。このできないと思っているところが節約できますと節約効果が高く支出を大幅に減らすことができます。

家賃を決めるポイント

気に入った部屋なら家賃が高かったとしても住みたい人は多いかと思います。ですが、収入よりも家賃が高いと家計を圧迫してしまいます。家賃は払えたとしても生活費が削られてしまい四苦八苦することになります。

そうならないためにも、物件に対して妥協できるところは妥協するようにして、無理のない家賃にすることがとても大切です。

適正家賃を知る

よく聞くのは、月収の3分の1以内に家賃を抑えるというのではないでしょうか。ですが、現状の環境はいかがでしょうか?昔のように年齢を重ねるごとに給与が上がっていますか。住宅手当は付いていますか。光熱費や通信費といった費用は年々上がっていませんか。

様々な費用がかかる現在は、家賃はできる限り低めに設定する方が何かと安心です。ですので、月収の3分の1というのは、上限にしてそれよりも低くするようにしましょう。家賃を低く抑えることができれば、浮いた金額を貯金に回すことができます。なかなか難しくはありますが、月収の4分の1に抑えられると家計はかなり助かるかと思います。

適正な家賃はいくらに

適正な家賃と理想的な家賃を算出するには、以下の計算式にてだすことができます。

  • 適正な家賃 (30%): 手取り月収 × 0.3
  • 理想的な家賃(25%): 手取り月収 × 0.25

注意点があります。もしボーナスを計算して家賃を決めてしまいますと、景気やシステムの変更で急な収入減になってしまい家賃の支払いに困ることになります。変動の大きいボーナスや残業代は月収から抜いて、確実に得られる収入から家賃を考えるようにしましょう。

手取り月収別の適正な家賃一覧

手取り月収(万円) 適正な家賃(万円) 理想的な家賃(万円)
16 4.8 4
20 6 5
25 7.5 6.25
29 8.7 7.25
33 9.9 8.25
41 12.3 10.25
50 15 12.5
58 17.4 14.5
66 19.8 16.5

念の為にいいますと、家賃を求めるときは、必要な経費も含めておきましょう。管理費や共益費はもちろん、車を持っているのなら駐車場代など毎月発生する費用を合わせて考えるようにしましょう。

世帯人数別の適正な家賃

住む人数によって家賃の適正値が気になるかと思います。ここでは、世帯別に分けて紹介します。

一人暮らし

一人暮らしの場合になりますと、家賃が月収に占める割合として高くなる傾向にあります。先程も述べたように、月収の4分の1に高くても3分の1に抑えるようにしましょう。物件を探すときに、いろいろと見て妥協できずに想定よりも高い家賃の物件を選びがちです。ですが、できるだけ最初に想定した基準を守るようにしましょう。人気エリアを選ぶとどうしても家賃相場が高くなってしまいますが、利便性や安全性を考えた上で家賃が低いところを探してみましょう。

二人暮らし

二人暮らしとはいっても想定できるパターンがいろいろありますが、ここでは夫婦二人ということで話をすすめていきます。夫婦の場合、将来どういった家庭を築いていきたいかによってかなり変わってくるかと思います。共働きで稼ぐのか、子供は欲しいのか、家を持ちたいのか、貯金をどのくらい増やしたいのかなど希望や考えによって見えてくる世界があるでしょう。部屋を探すときには、よく話し合って考えを共有するようにしましょう。

二人暮らしは、共働きが多いので家計的に余裕があるので家賃を高くしがちですが、将来を考え普段から節約を心がけて貯金額を増やせるようにしましょう。

二人暮らし+子供2人

子供がいるとどうしても部屋数が必要となってきますので、家賃が高くなります。家賃だけでなく、教育費はもちろん、食費や光熱費など全ての支出が人数分増えます。ですので、固定費である住居費はなるべく安く抑えたいものです。そして浮いた金額を教育費や貯金に回せるようになると安心ですよね。

家族が多いと、臨時の支出も多いかと思います。貯金の割合を増やすためにも、家賃の基準は厳しいですが月収の4分の1に抑えるようにして生活費にゆとりをだすようにしましょう。

月1万円以上の節約ができる

食費や光熱費の節約ですと、大きな節約効果は見込めませんが、住居費の節約ですと1ヶ月あたり1万円以上節約することも可能になります。どういうことかと言いますと、例えば、家賃が10万円のところから家賃が8万円のところに引越しをすると、1ヶ月あたり節約効果としては2万円になります。1年間ですと24万円にもなります。
引っ越しのときに手間がかかりますが、引っ越しさえ完了してしまえば、その後は節約を意識することなく住居費という固定費を節約することができます。

引越しするなら元を取る

引越しするにあたり、業者にお願いするかと思いますが、この金額が意外とバカになりません。この金額によって元が取れるまでの期間が変わってきます。

仮に引っ越し代が50万円かかったとします。家賃が以前より2万円下がった場合、この引越し代の元が取れる期間として2年と1ヶ月かかります。何が言いたいのかといいますと、引越し先の住居にどのくらい住むのかということです。先程の計算ですと、2年1ヶ月で元が取れるのに1年くらいしか住まなかったでは、支出が増えただけになってしまいます。

人生にはイベントがいろいろありますが、今後を想定した上で、少なくとも○年程度は住むと考えてから引越しをするようにしましょう。もし、この想定ができないようであれば、極力引越し代を削るようにして2年以内で元が取れるように調整しましょう。1年以内に引越しが想定できる場合には、引越し自体を止めるようにしましょう。

その1:4月から6月は安く借りられる

年明けから動きだし2月3月になりますと、人の動きが活発になり、物件探しがもっとも混みだす時期になります。いわゆる繁忙期ということです。ですので、この時期に物件探しをしますと、人気物件はすぐ決まってしまいますし、不動産屋としても混んでいるため割かれる時間も限られほとんど交渉もできないでしょう。

これが4月以降になりますと物件探しが落ち着いてきます。そして、引越しシーズンに部屋を埋められなかったオーナーは、焦りますし部屋を埋めたいので、交渉に柔軟に乗ってくれる可能性が高くあります。ただし、人気物件は先に埋まっていくため、4月以降の物件はどうしても魅力度は低くなることは理解しておきましょう。物件的な魅力は低いかもしれませんが、家賃としては安く借りれる可能性が高いので狙い目の時期となります。

その2:恥ずかしがらずに交渉は必ず

家賃を交渉することがそもそも考えていなかった人が多いかもしれません。交渉したとしても何も変わらないこともあるかもしれません。ですが、交渉してみないと、そもそも何も変わりません。恥ずかしいかもしれませんが、ダメ元で交渉してみましょう

その3:交渉できるポイントを知る

そして、家賃だけが交渉すべきポイントではありません。敷金や礼金など交渉して削れる費用はいろいろとあります。

  • 家賃
  • 月の途中から契約するのであれば、当月分が日割りになりそれプラス翌月分の家賃をまとめて払うことになります。

  • 管理費や共益費
  • 建物を維持するためや管理に必要となってくる費用になります。

  • 敷金
  • 損害賠償のための担保金になります。退去のときに何事もなければ戻ってくるお金になります。

  • 礼金
  • オーナーへのお礼のお金になります。

  • 仲介手数料
  • 不動産会社といった仲介してくれる業者に払うお金になります。

  • 事務手数料
  • 住むための契約を交わす際にかかる費用になります。

  • 鍵交換費用
  • 借りる側、貸す側どちらが負担するかは状況によります。

  • 更新料
  • 契約を更新するときに払うお金になります。通常ですと2年毎の更新になり、家賃の1~2ヶ月分を払うケースになります。

その4:交渉するなら金額が大きいものを

当然ではありますが、金額が大きいものから交渉しましょう。この場合は、長く払い続ける家賃が該当してきます。上記にありますように、敷金や礼金、更新料、仲介手数料といった費用は、家賃の何ヶ月分といった形がベースになっています。つまり、家賃を下げることができれば、自動的に他の費用も節約することができる訳です。交渉して下げれる余地があるようなら、迷わず家賃を下げてもらうようにしましょう。

最初の家賃を交渉してみる

もし家賃を交渉した結果、下げることができなかった場合には、もうひとつの選択肢として最初の家賃を無料にしてもらえるか交渉してみましょう。家賃自体を下げることは、オーナーにとって、他の入居者との兼ね合いもあり難しいと渋る場合があります。

ですが、最初の家賃を無料にすることは、家賃を下げることよりもハードルは低くあります。オーナーとしても、物件が空室の状態は避けたいわけで、例え1ヶ月分が無料になったとしても、契約して長く住んでもらえた方がメリットが大きい訳です。

家賃以外で交渉するなら

家賃以外として交渉できるポイントとして礼金が挙がります。この礼金は、オーナーへのお礼のお金になりますので、下げることに躍起になりますと印象が悪くなりますので注意するようにしましょう。礼金を無くすというよりかは、半分にするといった交渉がしやすいかもしれません。また、最近は、そもそも礼金というものが無い物件が増えつつあるのが現状です。

敷金を交渉することができますが、普通に住んでいれば基本的にこの敷金は、退去後に戻ってきます。また、損害賠償のための担保金でもありますので、安心して退去するためにもこの費用は削らないことをおすすめします。ただし、敷金が2ヶ月の場合は、1ヶ月分にしてもらう交渉はありです。退去時に2ヶ月分の請求が来ることは稀だと思いますので、交渉してみましょう。

それ以外で上記に挙げているポイントは、交渉ができますので、家賃や管理費、礼金などが交渉できなかったときに、せめてここなら!といった感じで交渉して値引きをお願いしてみましょう。

その5:交渉のコツは決めたいという意思

交渉するなら、住みたいと思う物件の近辺で、築年数や間取り、装備といった似たような条件の物件を調べておくといいでしょう。もし、比較対象よりも住みたい物件が高い場合には、その理由を確認しましょう。違いがないようであれば、交渉する余地があります。そして、ここから大事なポイントになりますが、希望する物件に決めたいという意思を見せることです。○万円にしてくれるならここに決めます!という意思が見えれば、仲介業者もオーナーと交渉しやすくあります。もし、交渉すらしてくれない不動産屋でしたら、違うところで交渉してみましょう。

まとめ

住居費を節約するポイントとしては、長く維持費を払うものを削ることができれば、節約として最大限に発揮することができます。

もし、今住んでいるところよりも家賃が1万円でも下がるのであれば、思い切って引越しをしてしまうのはおすすめになります。可能なら、郊外を選択できますと家賃や物価がだいぶ下がってきます。移動は大変かもしれませんが、生活に余裕がうまれることで日頃のストレスがだいぶ軽減されるかと思います。

家賃が多少高くても払えるという人は多いかもしれませんが、だからといって払える家賃に住むのではなく、少しでも安いところを探してみましょう。意外と安くても素敵な物件が見つかることが多くあります。