新型コロナが猛威を振るっている影響で収入が減少してしまったご家庭も少なくないのではないのでしょうか?
その場合、毎月の収入に対しての固定費の割合が増えてしまい、いつも以上に家計のやりくりが難しくなってしまいますよね。
ただ新型コロナを始め今後いつ何が起こるかわからないので、下手に保険の内容を変えてしまうと万が一の時に不安…と感じる方もいると思いますが、保険料の削減について考えるいい機会だと思います。
今回は比較的簡単に出来るものから少し難易度の高い節約方法をご紹介していこうと思います。
保険の節約方法
クレジットカード払い変更する
お得になる方法として一番簡単なのが、支払い方法はクレジットカード払いに変更することです。理由は明確ですが、クレジットカードのポイントがつくからです。例えば還元率1%のクレジットカードで保険料を毎月1万円支払うと、月100ポイント、1年では1200ポイントもたまります。
これは保険料だけに限らず、ガスや水道、電気などの固定費において有効、かつ簡単なので、学生を始め専業主婦やパートで働いている方、会社に就業中の方、年配の方など、どんな方でもクレジットカードさえ持っていれば出来る節約方法なので一番おすすめの方法です。
ただ全ての保険会社がクレジットカード払いに対応しているわけではありません。保険会社のウェブサイトを確認してみましょう。
月払いではなくまとめて払う
実は生命保険料は月払よりも、半年払や年払でまとめ払いをすることにより、保険料が安くなりお得になります。どのくらいお得になるのかは保険会社などよって異なりますが、年払は月払にくらべて1~3%前後安くなります
具体的な内容は、契約している保険会社に確認しましょう。ただクレジットカードで半年払、年払を検討している方は注意が必要!
クレジットカードで支払える保険料には上限が定められていることがあります。1回分の保険料が月払は5万円以下、年払い、半年払いは10万円以下である場合など保険会社ごとに規定が違うので、保険会社のウェブサイトで確認してください。
必要のない特約を外そう
生命保険は「主契約」と「特約」で成り立っています。
主契約:生命保険のベースとなる契約、
特約:保障を上乗せするオプション。
特約をたくさんつければ、もしもの時は安心ですが、その分保険料が高くなります。必要ないような特約が付いていませんか?
特に保険営業の方に言われるがままに契約した人は見直した方がいいかもしれません。必要ないのであれば外すだけで、保険料の節約になります。
保険の内容を再度確認し、本当に必要な保障なのか?自分のリスクの捉え方に合わせて検討しましょう。
会社の団体保険に入る
※特に40代以上の方は注目
会社の福利厚生制度として「団体保険制度」があります。
これは、企業や団体で就業している人が加入できる保険制度のことで、保険の説明や保険料の徴収など保険業務の一部を会社や団体が保険会社に代わって行います。
そのため保険会社は経費の削減が出来るため、個人で契約する場合に比べると、保険料が割安になります。会社や団体によって異なりますが、数%から50%程度割安なので、個人で生命保険に加入している人は見直す価値があります。
特に40代以上の方は、団体保険のほうが安くなるケースがあります。ただし、大きなデメリットが一つ。団体保険は原則として会社や団体を辞めると、保険も解約しなければならないのです。
その為、転職先に団体保険がなかったり、フリーランスになったりすると、再度個人で加入することになり、団体保険に加入する前の保険料よりも高くなる可能性があります。
また、病歴によっては加入できないことも…条件は必ず確認しましょう。
環境が変わったら保険の見直しのタイミング
ライフスタイルに変化があったときは生命保険の見直しもしていきましょう。
例えば
- 結婚して配偶者が出来た時
- 子どもが生まれた時
- 仕事をやめ、専業主婦なった時。
- パートで働くようになった時。
- 30、40代になり子どもが自立し就業するようになり大きな保障が不要になった時
ライフスタイルの変化により、主契約はあまり変わることはないですが、特約についてはその都度必要な保険の内容は変わってくると思います。
2018年以前に入った保険に注意
2018年以前に加入した死亡保険や定期保険、収入保障保険などは、新しい保険に入り直すことで、保険料を安く抑えることができるかもしれません。
実は生命保険の保険料を決める指標に大きな変化があったからです。保険料に関しては「予定死亡率」「予定利率」「予定事業費率」という指標を使って決めています。この中で大きな変化があったのは「予定死亡率」です。
簡単に説明をすると死亡率が大きく減少した為、「予定死亡率」が変更され、多くの保険会社が2割程度死亡保険料を引き下げたのです。
保険会社や契約者の条件にもよりますが、2018年より前に死亡保険に加入した人は、現在の保険を比較してください。
保険料を節約できるかもしれません。ただ逆に終身保険や個人年金保険などは保険料が上がった為、こちらは新しく入り直さないほうがいいでしょう。
まとめ
保険に加入する時にしっかり検討しても、時間の経過やライフスタイルの変化に応じて必要となる保険は変わります。
入ったまま放置するのではなく、保障内容や保障される期間、保険料は適性であるか定期的に見直すことが大切です。
必要となる保障は一般的にはライフスタイルの変化に応じるものです。見直しのタイミングもそれに合わせるといいでしょう。保険の見直し方によっては保険料が安くなり節約できることもあります。保障内容も考慮し、家計負担とのバランスも考えながら、賢い見直しを検討してください。