ガスとIHヒーターはどちらが節約できる?徹底比較

IHヒーターは、掃除が楽で火を使わなく安全性が高いことからとても人気があります。オール電化に欠かせない家電のひとつです。そんなIHクッキングヒーターですが、電気代がいくらになるのか気になるところだと思います。今回は、IHヒーターの電気代や節電のテクニックを紹介していきます。

IHヒーターの電気代

IHヒーターの電気代ですが、目安として1ヶ月あたり1,000~2,000円程度になります。もちろん機種や料理時間によっても変わってくるところではありますが、普通のご家庭であれば月々1,000円〜2,000円くらいと言われています。

平成29年8月にJEMA・IH調理器技術委員会が調査した結果だと、標準的な4名家族世帯にて、朝・昼・夕食時に標準的なメニューでIHヒーターを使用した場合の1ヵ月の電気代は約1,020円(税込)だそうです。

長時間の煮込みであったり大火力であったりが頻繁にない限りは、1,000円/月くらいという認識でいいようです。

ちなみにガスと比較しますと、ガスの方が若干ではありますが安くなることもあります。とはいえ、IHヒーターを使う場合には、オール電化向けのプランに切り替えることで、電気代が安くなってきます。

IHヒーターとガスはどっちが安い?

もちろん使い方や契約するプランによって変わりますが、IHヒーターとガスを比べると以下のようになります。

電気とガスの1kWhあたりのコスト

  • 都市ガス:約12.1円
  • LPガス:約21.2円
  • 電気:約27円

もし、オール電化向けのプランに契約すれば、朝晩の電気料金が安く設定されますので、その時間を有効利用することでコストをぐっと抑えることができます。ちなみに、安い時間帯であれば12~17円(1kWhあたり)というプランが多くあり、この時間帯にIHヒーターを使うことでLPガスより安くなります。

予熱のいらないIHヒーター

IHヒーターの節電方法として使えるのが、予熱なしということを覚えておきましょう。電気は火力が非常に強いため、熱がすぐに伝わります。

ガスで炒め物をする場合には、フライパンを十分に熱してから使う必要があります。IHヒーターの場合は火力があるため、食材をフライパンに入れた状態から調理して問題ありません。時短になり電気代の節約になりますので、覚えておいて損はありません。

IHヒーター用の調理器具が節電に

ガスからIHヒーターに変更するときには、調理器具も買い替えるはずです。その際は、なるべく短時間で料理が終わるものを選ぶようにしましょう。熱伝導の良い調理器具を使うようにして、素材としては、セラミックやホーローなどがおすすめです。

そして、IHヒーターに圧力鍋は適していて、料理の時間を短くしてくれます。圧力鍋は保温性が高く、少し早めに電源を切るようにして放置することができます。余熱だけでしっかりと料理を煮込んでくれます。

IHヒーターにおすすめな調理器具

  • 圧力鍋
  • 無水鍋
  • 真空保温調理器
  • 鍋底直径15~26cm程度
  • 多層構造の鍋

鍋の大きさを選ぶときのポイントとして、底の直径が加熱面と同じくらいの大きさにしておきましょう。加熱面よりも大きすぎると熱が効率的に伝わらなくなります。

調理器具のチョイスは、電気代の節約になりますのでIHヒーターに合ったものを使うようにしましょう。

タイマーを活用する

IHヒーターを長時間使うときには、タイマー機能が便利です。この機能を使えば決められた時間に電源が自動的に切れるので、無駄な電力を消費することがありません。自動的に切れるから煮込みすぎといったことを避けることができます。

タイマー機能を上手に活用することで、節約はもちろんですが、料理にかかる時間を把握しながら進めることができます。

使うタイミングも重要に

IHヒーターで料理する時間帯も節電には大事なポイントになります。

電気料金の仕組みとして、基本的に昼間が高く夜間は安く設定されています。もし昼間はあまり使わずに夜間がメインなら、夜が安くなる料金プランに変更することで節約できます。

オール電化になりIHヒーターを導入する場合に契約するアンペア数が想定よりも大きくなることがあります。そうなりますとアンペア数が過大になり基本料金が高くなってしまいます。実際の電気の使用量と照らし合わせ、契約プランを見直すようにしましょう。

契約プランの選び方

IHヒーターを使いますと、以前に比べて電気代が上がってしまうのは、ある程度、仕方がないと思います。電気代は上がりますが、ガスコンロが無くなる分、ガス代が下がります。

とはいえ電気代を節約したいという人が多いかと思います。契約する電気プランを安くするためにおすすめしたいのが、電力会社が運用している料金シミュレーションを使うことです。切り替えたときの電気代のイメージができるかと思います。

電力プランのメリット

夜間の電気料金は昼間よりも安く設定されています。安い時間帯と高い時間帯とでは、単価として約4倍もの開きがでるほどです。ですので、昼間にはできるだけ避けるようにして、作ったとしても短時間でできるものを用意しましょう。そして、料金の安い夜に調理時間の長い煮込みといった料理が最適です。時間帯を使い分けるだけでも、電気代は安くなる可能性があります。

まとめ

IHヒーターの電気代が1ヵ月約1,000円程度とした場合、都市ガスだと1ヵ月約790円となりますので、ガスを使ったほうが光熱費としては安くなります。

そこで電気代を節約するために重要になってくるのが、契約する電気料金のプランです。このプランによって基本料金が変動してきますので、IHヒーターを使う時間帯が節約のポイントになります。

また、IHヒーターは熱伝導率が良いため、ガスよりも時短で料理をすることができます。つまり、ガスの基本料金が安かったとしても、IHヒーターのほうが料理の時間が短いため相対的に電気代のほうがかからないという結果になります。

IHヒーターで電気代を節約するには、生活に適した契約プラン選びが欠かせません。

もちろんガスにもメリットが当然あって、停電時に使えることや鍋やフライパンを振って料理が作れといったことなど良いところが多くあります。 生活スタイルに合わせた契約プランや調理器具を見直しながら、賢く節約をするようにしましょう。