今回はガス代を節約するためにお風呂での便利で簡単な節約グッズを紹介していきます。グッズの便利なところは、最初のひと手間だけで、あとは使い続けていけば自動的に節約できるところです。簡単に取り入れられるものばかりですので、ぜひ実践してみてください。
お風呂での便利な節約グッズ
家庭でのガス使用量は、お風呂が全体の80%近く占めるといわれています。一番使っているお風呂でのガスの使用量を減らすことができれば、自然とガス代の節約に繋がっていきます。
シャワーヘッド
節水型のシャワーヘッドに交換することで、水の使用量を大きいものですと約50%もの節約を実現することができます。
通常、シャワーを普通に使いますと1分あたりに6〜10Lもの水を使うといわれています。これが半分の使用量になればガスの使用量も半分になるわけです。シャワーによってボタン式によってオンオフを切り替えることができるタイプがありますが、このタイプは節約効果がさらに高めることができるためおすすめになります。このボタン式のシャワーで注意点としては、水滴が落ちてしまうということがあります。これは、仕様上の問題で、水圧を逃がすことでシャワーを止める仕組みなので、ポタポタと水滴が落ちたとしても不良品ではありません。このボタン式ですが、調圧弁が必要になる場合があり、そのときはホースの交換も必要になることがあります。
シャワーヘッドの交換は、節水という意味ももちろんありますが、少しお金をだすことによってシャワーの浴び心地が良くなることがありますので検討してみましょう。
TOTO エアインシャワーヘッド(THYC48)
節水シャワーヘッドはそもそも、シャワーの吹き出し口を小さくすることで水量を減らすことで節水を実現しています。小さくした分を補完するために穴の数を増やしたりして快適性を図っています。とはいえ、節水シャワーと普通のシャワーと比べてしまうと浴び心地に差が出てしまいます。
浴び心地というデメリットがありましたが、エアインシャワーの場合は、水の粒を大きくするために空気を含ませることによって快適性を上げています。そういった取り組みが認められて、2012年にはなりますが、省エネ大賞とエコプロダクツ大賞を受賞しています。節水シャワーの快適性がイマイチという人におすすめなのが、このTOTO エアインシャワーヘッドになります。
カクダイ リラックスストップシャワー
こちらの節水シャワーも快適性の高いものになり、極細のシャワーがリラックス効果をもたらしてくれるシャワーヘッドになります。このリラックスシャワーは、0.3mmの穴が267個ついています。ちなみに通常のシャワーの場合は、0.9mmの穴が72個なので、極細なのがよく分かるかと思います。ただ単に穴を小さくしただけでは、水圧が高くなりすぎて不快になってしまうことがあります。リラックスシャワーは、細かい穴をたくさん開けることによって、水流の勢いを確保しながら浴び心地の優しさを実現しています。もちろん節水効果も確保されています。
takagi マッサージシャワピタヘッド (JS436GY)
このシャワーは、水形が選べる珍しいタイプのものになり、通常のシャワーはもちろん、血行を促進するマッサージやミストといった合計5つの形が用意されています。この水形が充実してることによって、お風呂の時間を楽しくすることができます。
シャワーの手元にスイッチがありますので水量のオンオフができることから、節水効果も期待できます。
カクダイ 浄水ストップシャワー ピュアラ
このシャワーは、ヘッドの部分に浄水のカートリッジがつけられています。このカートリッジをつけることによって、水道水に含まれる残留塩素を除去することが可能になります。髪のパサつきや軋みの原因でもある残留塩素を取り除けるので、髪や肌を大事にしたい人におすすめのシャワーヘッドになります。
約4ヶ月に一回の割合でカートリッジを交換する必要はありますが、このヘッドに替えることで節約することができますので、カートリッジ代を支払ったとしても十分元が取れると思います。
シャワーで洗うときのポイント
ちょっとしたポイントになりますが、シャワーで洗う順番を意識するだけでも節水効果があるんです。ポイントは、上から洗っていくということです。頭から洗い始めて、最後は足のつま先と体全体を一気に洗ってしまうんです。そして一気に流してしまうのが水量を節約することができます。 水を無駄なく使えて、節水にとても役立つ方法になります。
湯船での節約グッズ
湯船に貯めたお湯の保温のために節約グッズは活躍します。追い焚き機能がついているお風呂の場合ですと、ボタンひとつで温めなおしができるので簡単ではありますが、温め直すたびにガス代や水道代がかかってしまいます。節約グッズは、使うときにどうしてもひと手間が必要となりますが、とても簡単なものばかりであります。
オーエ アルミ保温シート 両面タイプ
このシートは、外側をアルミで包んでおり中側に発泡ポリエチレンを入れているため、お湯の熱が逃げるの防ぎ、外気を遮断してくれることから高い保温効果が期待できます。また、両面がアルミ面になるので表裏関係なくどちら側でも使うことができます。このシートを使うことで、温かい状態が長く続きますので、バラバラになりやすい家族の入浴時間に役立つはずです。
東和産業 NALアルミ保温シート
このシートの特徴は、高い耐熱温度になります。他の商品が60℃までが多いところ、このシートは70℃までの温度に耐えることができます。耐熱温度が高いこともあり、少し熱めのお湯でも使えることや耐久性も高いこともあり長く愛用することが可能になります。
ワイズ お風呂保温シート
このシートの魅力は、なんといっても低価格さと豊富なサイズバリエーションになります。保温効果がしっかりと期待できるうえに、安いとなればコストパがいいと人気になります。もし浴槽のサイズに合わなかったとしても、ハサミでカットしやすくありますので、便利なシートになります。
浴槽にお湯を貯めるならシャワーは使わないようにする
当然ではありますが、浴槽にお湯を貯めて、さらにシャワーを使う場合は水道代とガス代を多く使うことになります。シャワーを使うにしても最後の仕上げのために流すだけにして、極力シャワーの時間を短くするようにしましょう。
湯船に貯めるお湯を少しだけ減らす
お湯を浴槽に貯めるときに、浴槽いっぱいに入れていませんか。それだと水道代やガス代が必要以上にかかってしまいます。給湯器でお湯張りができるタイプのものでしたら、水量が適量になるように設定しましょう。
この適量が難しいかと思います。どこまで貯めるかは、気分次第だと思いますし、たっぷりのお湯で気持ちよく入りたい場合や節約を優先して我慢するかです。我慢できそうであれば、ほどほどの量にしておき、寒くてどうしても無理な日は満杯にして気分良くお風呂を楽しみましょう。節約も大事ですが、風邪をひいたり気分を害するのは、違うと思いますので。
また、ペットボトルに水を入れてそのペットボトルを浴槽に何本か入れてかさ増しさせるという方法もあります。お湯の量をかなり減らすことができますので、節約としても有効な方法です。ですが、この方法の場合、浴槽に入ったときにペットボトルを踏んだり蹴ったりと邪魔になるというデメリットがあります。問題ないという人はかさ増しの方法を試してみてください。
設定温度を少しだけ下げる
グッズではありませんが、そもそもの使い方として、お湯の設定温度を調節することでも節約することができます。設定温度を下げるとガス代の節約になりますが、例えばシャワーの温度を1℃下げることで、約0.2円/分の節約になります。冬場のシャワーで節約のためにあまりにも低い温度で浴びてしまうと風邪をひいてしまいますので、無理をしない程度に気温に合わせた形で適切にシャワーを使うようにしましょう。
まとめ
お風呂はいろいろなところでお金がかかります。ガスや水道をかなり使うため、お風呂で節約することができれば、光熱費を抑えることができるわけです。お風呂の節約術は、ほとんどがグッズや使い方で成り立ちますので、苦労や複雑なことをしなくていいのが嬉しいポイントです。是非ともチャレンジしてみて、ガス代を節約するようにしましょう。