ガス節約!エコジョーズのメリットデメリットを徹底分析

「エコジョーズってたまに聞くけど、結局なんなの?」

ガス関係を調べていると、必ずと言っていいほど目にする「エコジョーズ」ですが、実際何なのかはご存じですか?簡単にいうと、『給湯器』なんです。ただ従来の給湯器とは違い、”省エネ性の高い給湯器”なのです。効率よくお湯を沸かすので、ガスの消費量が少なく済む。結果、ガス代の節約に繋がります。

お湯を沸かすのに効率?と思いますよね。ですので今回はエコジョーズの仕組みと、メリットデメリットを紹介していきます。新しいガスの節約方法として注目されているので是非参考にしてみてください!

エコジョーズの仕組みとメリット

そもそもお湯を沸かすのに効率も非効率もないでしょう、と思われる方もいると思います。確かに、同じガスを使って水を温めれば同じことです。

しかし、同じガスを使って”お湯を温めれば”どうでしょう。従来の給湯器は水を温める為に使う熱は排気として放出されます(ちなみにかなり熱いです)。

ですが、エコジョーズはその排気熱を利用して水を温め、それをガスで温度を上げている為必然的にガスの利用量が減ります。

つまり、

従来の給湯器:ガスを使って水から温める
エコジョーズ:ガスを使ってお湯から温める

ということになります。

前の記事でも書いた通り、ガスの使いどころは”お湯”が一番多いです。

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毎日お風呂に入ったり、洗い物をしたりとお湯は欠かせません。エコジョーズにした場合、従来の給湯器と比べて年間で約18,000円近くガス代が節約が出来ます。さらに、ガス会社によってはエコジョーズを利用している家庭向けの割引プランがあったりします。

エコジョーズのデメリット

ではここでエコジョーズのデメリットを理解しておきましょう。

皆さんも気になってい入ると思いますが、”本体代金”ですよね。いくつか種類はありますが、定価ベースで約70,000円~80,000円程かかります。

まぁ5年程で元は取れるので、決して高すぎるというわけでもないですね。また給湯器全般に言えることですが、燃焼熱が高温になるので故障率が高いというデメリットも合わせ持ちます。

機械は基本的に熱に弱いので、耐性があったとしても完ぺきではないでしょう。口コミを見ても、「故障してお湯が出なくなった」が一番多いようです。

また、どうしても工事費というものがかかってしまします。これはドレン排水(クーラーを使うと出る水の様なものです)を処理するため、配管の工事が必要になる、という意味です。もちろん設置台も少なからずかかってきます。

この排水の関係で設置できる場所にも制限があります。下水や雨どいから離れた場所には設置は難しいようですね。

さらに、このドレン排水は酸性となっています。ガスを燃焼させているので発生した硫黄硫化物などが溶け込んでいる為、そのまま下水に流すことが出来ません。

なので、それを中和する「中和器」というものが給湯器の内部に付いています。

仕組みとしては炭酸カルシウムが詰まっていて、それで中和をするのですがこれは”有限”なので、どうしても中和器自体の交換が必要になります(15,000~30,000円程)。

ちなみにこの中和器の交換は保障の対象外になります。

エコキュートとの違いは?

エコジョーズと聞いて、エコキュートを思い浮かべた方もいるのではないでしょうか。

これはエコジョーズとは根本的に違い、ガスを使ってお湯を沸かすエコジョーズと比べてエコキュートは”電気を使ってお湯を沸かす”給湯器になります。

ガスではなく電気にすることで、”ランニングコスト”が抑えられます。ケトルなどとは違い、お湯を保温するタンクがあるのでそれを使うという事ですね。

簡単に言うとものすごい大きな水筒、と言ったところでしょうか。このエコキュートは電気料金の安い深夜帯に使用するため光熱費が安くなります。太陽光発電などと合わせると更に抑えることも可能に。

ランニングコストが安く省エネでメリットがあるエコキュートですが、再生可能エネルギーを使用しているということで、導入する際に補助金が出る場合があります。受けられる補助金は自治体によって異なるため、お住まいの地域の情報を事前に確認するようにしましょう。

ただし、当然デメリットも存在し何と言っても設置費用が高いです。エコジョーズとは文字通り桁が違い、安いものでも250,000円~、高いものだと500,000円~するものもあります。補助金やトータルコストを見れば安くなるかもしれませんが、もし導入を検討しているのであれば初期費用をしっかり見積もって視野に入れましょう。

まとめ

エコジョーズのメリット
・ランニングコストが安い
・専用の割引プランがある
・ガス代が節約できる

エコジョーズのデメリット
・導入費が若干高い
・寿命はおよそ10年
・設置工事が必要

いかがでしたか?もしエコジョーズの導入を考えている人がいれば参考にしてくださいね!