電気節約!簡単に省エネできる方法7選

電気代は無駄遣いをしますとすぐに高くなってしまいます。この出費をできるだけ抑えたいですよね。今回は、そんな電気代を安くする家電を使った節約方法について紹介していきます。

家電を上手な使って電気代を安くする

電気代の節約としてのポイントは、家電を上手に使うことが近道になります。家にある代表的な家電の使い方を紹介します。

エアコン

エアコン

エアコンを使うときの注意点

  • 設定温度は控えめに
  • カーテンやブラインドで温度の安定を保つ
  • 冷房中の風向きは水平
  • 暖房中の風向きは下向き
  • 室外機の周りはキレイに
  • こまめなフィルター掃除
  • 扇風機やサーキュレーターの併用
  • 短時間のオンオフは止める

エアコンを使うなら、まず設定温度が大事になります。暖房のときは20℃に、冷房のときは28℃くらいに設定しますと、年間として約2,000円くらいの節約効果が見込まれます。エアコンのポイントは、設定温度と室内温度との差をなるべく無くすことです。この差が大きいと電力を必要以上に使ってしまうため、電気代が高くなってしまうのです。

室内温度が大事になってくるんですが、この温度はどこからやってくると思いますか。答えを先に言ってしまうと窓から寒さや暑さがやってきます。この窓対策をすることで節電効果が高くなります。夏の日差しや冬の冷気をカーテンで防ぐわけです。

ちなみに、エアコンの冷たい空気は下にたまりやすいという性質を持っていますので、冷房をつけるときには、風向きを水平にすることで冷たい空気が降りてきて部屋全体が涼しくなります。反対に暖かい空気は上にたまりやすい性質を持っていますので、暖房をつけるときには、風向きを下向きにして部屋全体を暖めるようにしましょう。

そして、エアコンはスイッチを入れたときの立ち上がりが一番電力を消費します。つまりこまめなオンオフは電力を消費してしまい、節約になりません。自動運転に設定しておけばスイッチをいじらなくてもすみます。また、エアコンにあるフィルターの掃除も大事です。フィルターはエアコン内部にほこりが入るのを防いでくれますが、フィルターにほこりがたまり過ぎますと空気の取り込みが困難になってしまいます。そうしますと必要異常にモーターが回ってしまい電力を消費してしまうのです。室外機の周りに物を置かないというのも同様の理由になります。

冷蔵庫

冷蔵庫

冷蔵庫を使うときの注意点

  • 季節に合わせて設定温度を変える
  • ドアの開閉は短く
  • 食材を詰め込みすぎない

冷蔵庫で節電に効果があるのは、季節に合わせた設定温度に変えることになります。夏場はあまり関係ありませんが、冬場は部屋の温度が下がりますので冷蔵庫の設定温度を弱にしましょう。なぜ弱くするかといいますと、部屋の温度が下がっていますので冷蔵庫内も強にしなくても十分冷やすことができるからです。この設定温度を最適にするだけでも、年間で約1,400円の節約ができます。

冷蔵庫内の設定温度も大事ですが、中身も詰め込み過ぎないようにしましょう。冷蔵庫は、冷蔵庫内の空気を循環させて冷やしています。ですので、食材同士の間隔があいていないと効率よく冷やすことができません。

洗濯乾燥機

洗濯乾燥機

洗濯乾燥機を使うときの注意点

  • 洗濯と乾燥はまとめる
  • 乾燥機のフィルターを掃除する

この家電は、乾燥にとても電力を使用します。気になる電気代は、ドラム式の洗濯乾燥機で約50円と言われています。ヒートポンプ乾燥のタイプだと約15円です。縦型のものですと約60円の電気代がかかってきます。

乾燥に電気代が結構かかることは理解していただけたかと思います。洗濯乾燥機で節約するためには、こまめに洗濯や乾燥をするのではなく、できるだけ容量がいっぱいになったら洗濯をして乾燥するようにしましょう。回数を減らして、まとめ洗いをすることで、電気代と水道代を節約することができます。

乾燥もこまめに乾かすよりもまとめて乾かすようにしましょう。乾燥機を使っているとフィルターが汚れてきます。汚れることで乾燥効率が悪くなりますので、フィルターの掃除を知らせるランプが点灯しましたら、すぐに掃除をするようにしましょう。

食器洗い乾燥機

食器洗い乾燥機

食器洗い乾燥機を使うときの注意点

  • まとめ洗いが基本
  • タイマー機能で夜間にまとめ洗い
  • 余熱で乾燥させる

洗濯機と同様で食器洗い乾燥機もまとめて洗うようにしましょう。少ない食器をこまめに洗っていると、その分の電気代と水道代がかかってしまいます。食器が少量の場合は手洗いで済ませるか、食器がたまるまで水につけて節約に努めましょう。

電気代は夜に安くなりますので、タイマー機能を使って食器を夜間にまとめて洗うのも節約効果があります。こういった方法で、月約300円の節約することができます。

食器洗い乾燥機の乾燥機能は、電力量が多いので、なるべく使わないという節約方法があります。食器洗い乾燥機の乾燥機能を切ったうえで、高温洗浄の余熱を使って食器を乾燥させることができますので、洗い終わったらフタを開けておいて、余熱を使いながら自然に乾燥させましょう。

温水便座

温水便座

温水便座を使うときの注意点

  • 使ってない時はフタを閉める
  • 設定温度を弱にする
  • 夏は便座の暖房を切る

温水便座の節約は簡単です。使っていないときのフタが開いているのなら閉めるようにしましょう。フタを開けっ放しにすると、放熱によって余分な電力を使ってしまうので電気代がかかってしまいます。フタを閉めるだけで年間に約770円の節約ができます。

夏は暖房の設定を切るようにしましょう。冬の場合、寒くても温度を弱にすることで年間約1,000円節約することができます。

照明器具

照明器具

照明器具を使うときの注意点

  • 照明をこまめに消す
  • 白熱電球からLED電球に変える
  • 照明器具の掃除
  • 調光機能を活用

照明器具での節電効果を高めるには、電球を白熱電球からLED電球に替えることです。LED電球は消費電力が少ないこともあり、白熱電球と比べますと約5分の1くらいになります。ですので、LED電球に替えますと、月間で約200円くらいの節約になります。年間でいいますと、約2,400円くらいになります。

そんなLED電球は、電球としての寿命が長くありますので、白熱電球よりも長く使えますので、何度も買い替える必要がありません。消費電力の低さと寿命が長いということからおすすめの電球になります。ちなみに、照明のオンオフする際の電力消費量は、エアコンと違ってあまり消費しません。ですので、使ってない照明はきちんと消して、使うときだけオンにするようにしましょう。オンオフの消費電力が少ないとはいえ、頻繁なオンオフは電球の寿命を早めてしまうので注意が必要になります。

明るさを保つためにも、電球やカバーの掃除は必要です。汚れやほこりが付いていますと明るさが低下してしまいますので、こまめな掃除をしましょう。綺麗な状態が保てれば、調光機能で多少明るさを抑えめにしても、十分明るい状態を保ってくれるはずです。

家電を買い替える

今ある家電を上手に使うこともとても大切ですが、省エネな家電に買い替えるというのも節約方法になります。そもそも家電は壊れにくいこともあり、数年使っている人も多いかと思います。省エネ家電の名前の通り、省エネにこだわって作っていますので、古い機器と比べますと物によっては、電気代が年10,000円も変わってくる場合もあります。上記に挙げた冷蔵庫やエアコンなどは、省エネ効果が高いので、最新機種にすることで圧倒的に変わる可能性が高いので買い替えを検討してもいいでしょう。

  • 冷蔵庫の消費電力は10年前の製品の約3分の1
  • エアコンの消費電力は5年以上前のものより約15%減

冷蔵庫やエアコンは、あまり買い替えることはないかもしれませんが、10年以上も前のモデルを使っている場合には、年間の消費電力量が圧倒的な差になっています。買い替えたほうが間違いなく電気代を節約することができます。

契約を変更(※番外編)

電気代の節約には、家電を使いこなす前に契約の見直しがあります。これは番外編なので簡単に紹介します。

料金プランの見直し

電気にも契約するプランが存在しているのをご存知ですか?このプランを最適なものにすることで、電気代の節約になります。例えばでいいますと、夜によく使う場合は夜間が安くなるプランであったり、土日に電気を使う場合は土日が安くなるプランを選ぶといったことです。料金プランを選ぶことはとても重要であり、最適なものを選ぶことで、年間約10,000円以上も電気代の節約が見込まれます。

最近は、電力の自由化になり、電力会社自体を乗り換える人も増えています。電力会社やプランの変更をといっても、なかなか選べるもんじゃないですよね。これについては、別の記事で紹介していますので、興味があれば確認してみてください。

電気代節約を徹底比較!ベスト3【2019年版】

契約アンペア数を下げる

契約するアンペア数を変えることでも電気代の節約になります。そもそも、契約するアンペア数が大きくなると基本料金が上がるので電気代も上がるからです。まずは、現在の電気の使用量を把握してから節約でどのくらい下げれるのか知りましょう。その使用量で最適なアンペア数で契約するようにしましょう。

まとめ

  • 電気代を節約するなら、家電を上手に使いこなすことが必須
  • 古い家電は新しい物に買い替え、消費電力を少なくする
  • 電気の料金に関わる契約の見直しは、電気代の節約になる

家電を上手に使うことで電気代を節約することは簡単です。もし、お使いの家電が古いものでしたら、思い切って買い替えを検討してみましょう。購入のための出費は痛いですが、長い目でみたらその出費は取り返せますし、消費電力をかなり抑えることができます。家電での節約は、簡単な反面、節約できる金額は少額かもしれませんが、続けていくことでかなりの差になってきます。

電気は、生活するうえで必要なもので毎日使うものですから、上手に節約をして賢く使うようにしましょう。