電気節約!エアコン冷房のつけっぱなしは安くなる?

電気節約!エアコン冷房のつけっぱなしは安くなる?

暑さの厳しい夏を涼しく快適に過ごすため、そして熱中症にならないためにもエアコンは必需品ですよね。

ましてや今のこのご時世、外出自粛や在宅ワークなどで家にいる時間が例年より多くなると思います。それによってエアコンを使う時間がかなり多くなるため、電気代を少しでも節約したい!という方は多いのではないでしょうか。

節約しようと思ってSNSやネットの情報を見ても、「こまめにエアコンのオンオフをした方がいい!」とか、「エアコンはつけっぱなしの方が節約になる!」といった情報が飛び交っていて、どれが正しく節約できるのかわからないですよね。

そこで今回は、どちらが正しくエアコンの節電ができるのか、またエアコンの使い方で効果的な電気代の節約方法をご紹介しようと思います。

夏の電気代の中でエアコンの割合ってどのくらい?

まず普段の生活の中で、エアコンがどの位電力を使っているのでしょうか。

上記の図にもあるように、経済産業省・資源エネルギー庁によると、夏の日中(14時頃)の電気使用量のうち、エアコンがなんと58%もの割合を占めています。

目安として、エアコンを使わない5月と、エアコン冷房を使う8月の電気代の平均額を比較してみましょう。

東京の一般家庭の電気代平均額(2人以上の世帯/2018年総務省統計)

・2018年5月分 → 8,594円
・2018年8月分 → 11,015円

5月と比べてみると、8月の電気代は2,421円上がっていますね。その日の気温や部屋の温度、在宅時間の長さによってはもっと電気代が高くなるかもしれません。

では、電気代を節約するためには、エアコンはどのように使えばいいのでしょうか。

エアコン冷房の電気代を節約するには、自動運転でつけっぱなしにする!

結論から言うと、エアコン冷房の電気代を節約するには、自動運転でつけっぱなしにすることが一番おすすめです。

エアコンの自動運転は、一気に設定温度まで室温を下げたあと、微弱運転などで室内温度を保ちます。実は冷房で一番電力を使うのが、冷房のつけ始めから設定温度まで下げるまでの間、なのです。

ちなみに、とあるメーカーのエアコンでは、

・エアコン立ち上がりから1時間の電気代:約29円
・エアコンの運転が安定してからの1時間の電気代:約3円

となっていました。

なので、こまめにエアコンのオンオフをしてしまうと、部屋の温度が上がって、それをまた下げるために電力を消費することになるため逆効果になってしまうのです。

最初から弱運転にするのはダメ!

最初から弱運転にすればいいのでは?という声もたまにありますが、それはかえって逆効果です。

先程もありましたように、冷房のつけ始めから設定温度まで下げるときが一番電力を使うので、最初から弱運転にしてしまうと設定温度まで下げる時間が長くなってしまい、その分電気代が高くなってしまうのです。

どんな場合でもつけっぱなしにしておいた方がいい?

本当にエアコンをつけっぱなしにした方が電気代が節約できるのか、疑問に思う方もいるかと思います。

つけっぱなしがいいとは言っても、24時間まるまるつけっぱなしにしておけばいいというわけではありません。とある記事で、東京の一人暮らしの部屋(1K)でエアコン24時間つけっぱなし実験をしたというのを見つけました。

エアコンを24時間つけっぱなしにした場合と、必要な時だけつけた場合の比較をしたところ以下のようになりました。

1か月のエアコン代比較

・エアコンを必要な時だけつけた場合 → 887円
・エアコンを24時間つけっぱなしにした場合 → 1,482円

これを見ると24時間つけっぱなしにした場合の方がエアコン代が高くなっています。やはり24時間つけっぱなしにすればいいというわけではないようです。

ではどんな時にエアコンをつけっぱなしにするといいのでしょうか。

こんな時につけっぱなしにする!

こんな時はつけっぱなしにしておいた方がいい、という例を挙げてみました。

外の気温と設定温度の差が大きいとき

前述で述べたように、エアコンは室内温度を設定温度にするまでの間が一番電力を使います。よって、外の気温と設定温度の差が大きいほど電気代が高くなります。

なので、真夏の気温の高い日中ほどエアコンをこまめにオンオフをせずに、つけっぱなしにした方が節約になります。

逆に、外気温と設定する温度に差がないのであれば、エアコンを再起動してもすぐに設定温度に近づけられるので、その場合はつけっぱなしにしなくてもいいでしょう。

ちょっと出かけるとき

ちょっとの間コンビニやスーパーに買い物に出かける、子供の送り迎えに行く、などで外出する場合はつけっぱなしにしておいた方が電気代を安く抑えられるという調査結果が出ています。ただし時間帯によって、その外出時間も変わってきます。

・日中(9:00~18:00)は35分までの外出の場合
・夜(18:00~23:00)は18分までの外出の場合

上記のように日中と夜では差がありますので、この外出時間を参考にしてみてください。

おすすめの節電方法

つけっぱなしの方が電気代を抑えられる場合がありますが、それに加えて設定温度を1℃上げるだけでも節電になります。

とある大手家電メーカーでは、冷房の設定温度を1℃上げるだけで約10%の節電になるとあります。エアコンの設定温度を高くしても快適に過ごせ、かつ節電になるおすすめの方法をご紹介します。

扇風機・サーキュレーターを併用する

冷たい空気は部屋の下へ、暖かい空気は部屋の上の方へ溜まっていく、ということはご存じの方も多いと思います。

足元など体感では涼しくなったと思っても、エアコンは部屋の上の方に取り付けられていることが多いので、部屋の温度がまだ高いと判断して冷やそうとすることもあります。

そこで、電気代を節約できるように扇風機やサーキュレーターを併用してみましょう。

エアコンの風向きは水平に設定し、扇風機は首振りを可能なだけ上に向けて回しましょう。サーキュレーターの場合は天井に向けて回してください。そうすることによって、エアコンから水平に吹き出された冷風が下に降りてきたところを扇風機やサーキュレーターの風で循環させることができます。

そうすることによって早く涼しく感じることもできますし、エアコンのみの使用よりも設定温度を高く設定しても快適に過ごすことができるようになります。

フィルター掃除を定期的にする

エアコンのフィルターにゴミやほこりが溜まってしまうと運転効率が低下して余計な電気を必要としてしまいます。

エアコンを製造するメーカーは省エネのために、エアコンのフィルターを2週間に1回掃除することを推奨しています。

結果として約5~10%の節電が期待できるとのことです。掃除機をかけるついでにフィルターを掃除するのが一番手軽でおすすめです。

まとめ

エアコン冷房は大体30分程度の外出の場合であれば、つけっぱなしの方が節約になります。

また、就寝時にエアコンを切る方もいるかと思いますが、結局暑くて目が覚めて、またつけて寝る・・・というのも逆に電気代が高くついてしまいます。就寝時もつけっぱなしの方がコスト的にも身体的にもいいですね。

暑い夏を気持ちよく乗り切るためにも、効率のいいエアコンの使い方をしていきましょう。