電気節約の効果あるの?エアコン24時間1ヶ月つけっぱなし

便利な家電のひとつであるエアコンですが、このエアコンにかかる電気代の節約についてよく聞く質問があります。それは、1日中つけっぱなしにした方がいいのかこまめにオンオフした方がいいのかです。気になっているけど、実際にエアコンを1日中つけっぱなしにして試すには勇気がいりますよね。そこで、今回はよく聞く疑問に答えるべくどちらが電気代の節約に繋がりお得なのか紹介していきます。

つけっぱなしの方がお得な理由

エアコンの電力消費量ですが、必ずしも一定ではありません。電力使用量には波が存在しています。波が高くなるのは、エアコンを起動させた後の数十分間がとくにそうです。

なぜエアコンのつけ始めが高いのか

理由としましては、エアコンをオンにしますと、室内温度と設定温度とを比べて調整することになります。調整とは何かといいますと、室内温度を設定温度に近づけるために電力をたくさん使い稼働することになります。つまり、室内温度が設定温度と近ければ近いほど、稼働も緩やかになるため電力の消費も抑えられるのです。夏と冬の電気消費量が高いのはそのためです。

実際の電気代は…

電気使用量の波はなんとなく理解できたかと思います。で結局、電気代がどうなるのかが気になるところですよね。そこで、実際につけっぱなしにした場合と、そうでない場合とでの電気代を比較してみます。

電気代の計算方法

電気代 = 消費電力(W) × 使用時間(時間) × 1時間当たりの電気代

エアコンの消費電力

もちろんエアコンによって消費電力が変わってきますが、一例として

  • 6畳用エアコン:消費電力が約500W
  • 8畳用エアコン:消費電力が約580W
  • 12畳用エアコン:消費電力が約1.3kW

次に1時間当たりの電気代を算出してみましょう。家庭で利用されているのは、従量電灯Bです。これを東京電力で考えてみますと、電力量料金が120kWh-300kWhで、1時間当たり1kWの使用料金は26円になります。この1kWを1Wに換算すると0.026円になります。

これで一通り数字がでましたね。24時間つかいっぱなしの電気代は下記のようになります。

  • 6畳用エアコン
  • 500W × 1 × 0.026円 = 13円(24時間:312円)

  • 8畳用エアコン
  • 580W × 1 × 0.026円 = 15.08円(24時間:361.9円)

  • 12畳用エアコン
  • 1300W × 1 × 0.026円 = 33.8円(24時間:811.2円)

上記にもありますようにエアコンは、立ち上げたときが一番電力を消費します。安定時に比べおよそ10倍以上消費するといわれています。6畳用エアコンで2時間使ったしましょう。

130円(立ち上げ時) + 13円 × 1時間 = 143円

6畳用エアコンを24時間つけっぱなしだと312円です。こまめにオンオフにする方は、2時間での電気代は143円です。2回以上オンオフをすることで312円を超えてきます。注意事項でもありますが、上の計算は、エアコンが立ち上がるまでにかかる時間を1時間とした場合になります。24時間の連続稼働の場合は、前日から稼働させていた場合としています。エアコンをこまめにオンオフすればするほど、電気代はかかってくることになります。

弱運転は効率的なのか…

オンにしたときに弱運転にすることで、エアコンの起動時の電力消費量を減らせるかもと思うかもしれません。実はこれ間違いなんです。先程も述べましたが、起動時に設定温度と室内温度を調整するために電力をより多く消費します。弱運転だと室内温度が設定温度になるまで時間がかかりますので、その分、電力を長く消費してしまうわけです。つまり電気代が上がってしまうのです。

つけっぱなしは自動運転に

つけっぱなしで電気代を一番抑えられる設定は、自動運転がおすすめです。室内温度と設定温度が離れている場合は、早めにその差を埋めてくれます。そして、差が縮まってくれば自動的に弱運転に切り替えてくれます。最適な運転方法をエアコンが選択してくれますので、電気代としても運用という意味でもおすすめです。

つけっぱなしで冷房と暖房はどちらが電気代がかかる?

エアコンをよく使う時期として、夏と冬かと思われます。いわゆる冷房と暖房ですよね。どちらの方が電気代がかかるのか気になるかと思います。答えを先にいいますと、暖房の方が圧倒的に電気代がかかってきます

勘のいい人はお気づきかもしれませんが、エアコンの電気代がかかるポイントとして設定温度と室内温度の差を埋めるために消費するためと上でも述べてきました。真夏の室内温度がだいたい暑くても35度くらいでしょうか。その部屋の設定温度を26度にした場合、差としては9度です。冬の場合は、どうでしょう。住む場所にもよりますが、室内温度が一桁というのはよくあると思います。分かりやすく0度だったとしましょう。設定温度を26度にしますと、差としては26度です。夏の9度と冬の26度、差を比べてみますと冬の方が圧倒的です。

室内温度と設定温度の差が大きいほど埋めるために多くの電力を消費しますので、冬場はとくにエアコンをオンオフしないほうがおすすめになります。

つけっぱなしの注意点

エアコンを1日中つけっぱなしのメリットを紹介していますが、該当しない人ももちろんいます。それはどんな人かといいますと、日中ほぼ家にいず寝に帰ってくるような人はつけっぱなしにするのはお得にはなりえません。必要時にオンオフした方がいいでしょう。

また、外気温が極端に暑かったり寒かったりしますと、その分、室内温度も変わってきます。この差を埋めるために電力を消費しますので、外気温が異様に高低差がある場合は、全体的に電力使用量が上がってきますので、つけっぱなしでも注意が必要になってきます。その際のポイントとして、設定温度が大切です。健康を害さないのが前提ですが、かといって設定温度を下げすぎたり上げすぎたりしてしまうと電気代がかかってしまいます。できるだけ最適な温度にするようにしましょう。

エアコンをつけっぱなしにしていると当然ですが、エアコンのフィルターが汚れてきます。フィルターが汚れてきますと、エアコンの性能が約20%近く落ちてしまいます。パワーが十分に発揮できないエアコンは、電力消費量も上がってしまいますので、定期的にフィルターを掃除するようにしましょう。

古いエアコンと最新機種では…

古いエアコンですと最新機種に比べると性能の差が出てきます。部屋がちっとも涼しくならなかったり暖かくならないのは、ひょっとしたらエアコンが古くてパワーが足りないのが原因かもしれません。電気代を抑えるためにも最新機種に乗り換えるのもおすすめです。

電気屋さんでよく見るかと思いますが、エアコンの省エネ評価を星で表しています。これは、5段階評価で、五つ星が最高評価になります。もちろん性能として選ぶなら五つ星がいいですが、お値段も五つ星なんです。ですから、その下の四つ星が性能的にも高機能ですし、お値段も抑えることができます。つけっぱなしの人で省エネ評価の高いエアコンを使うことで、月間数千円も違ってくるそうです。

エアコンは、だいたい5年から10年くらい使うものです。初期費用はかかりますが、省エネ効果の高いものを使うことで日々の電気代を節約できることができ、十分もとは取れます。ですので、省エネ評価が4以上のものをおすすめします。そして、最新のエアコンは、省エネだけでなく多彩な機能が搭載されています。お店の人にライフスタイルを説明してどの機能が合うのか、最適のエアコンを教えてもらいましょう。

まとめ

お使いのエアコンによりますが、基本的にはつけっぱなしの方が電気代を抑えることができます。もし、10年以上も前の古いエアコンを使っているのでしたら、最新機種のエアコンに乗り換えることをおすすめします。パワー不足で室内温度に悩まされることもありませんし、電気代も下げることができます。

1日中エアコンをつけっぱなしにして、設定は自動運転にすることで、こまめなオンオフという煩わしさが解消できます。そして、何よりも家族が快適に過ごすことができるというのは見逃せないメリットになるのではないでしょうか。