iPadで毎月使える通信量は、契約プランごとに異なっています。使いすぎて通信量が契約プランのギガ数を越えてしまうと、ウェブサイトを表示するだけでもかなりの時間がかかり、動画などはほとんど見れないようなかなりストレスが溜まってしまう状態になります。
できるだけ自宅や無料のWiFiスポットを活用するのが大前提ですが、それでも制限に苦しむiPadユーザーは少なくないようです。
契約しているプランの通信量が少ない場合、通信速度制限がかからないように通信量を抑えながら使用するテクニックが必要になってきます。そこで今回は、iPadでデータ通信量を効果的に節約する方法を5個紹介していきます。
目次
アプリごとにモバイルデータ通信をオフにする
まず通信量を削減するにあたって重要なのは、どの項目がモバイル通信を多く発生させているかを把握することです。「設定」アプリにあるモバイル通信の項目で、アプリごとにデータ通信量を確認することができます。
普段使わない通信量が多いアプリを見つけたら、スイッチをオフにして、Wi-Fiに接続しているときだけ通信を利用できるようにします。毎月のギガ数を使い果たしてしまうことが多いという方の場合、アプリ別に設定する方法が一番効果があります。
App Store/iTunes Storeでのモバイルデータ通信利用を避ける
自ら外出先でアプリをアップデートする機会はほとんどないと思いますが、「自動ダウンロード」をオンにしている場合は注意が必要です。自分ではアップデートをしたつもりがなくても、自動的にデータがダウンロードされてしまう可能性もあります。
アプリの内容によっては数十MBを使っているケースも。「設定」アプリでiTunes StoreとApp Storeからアプリの自動アップデートの設定変更が可能なので、「自動ダウンロード」のスイッチをオフにしておけば、モバイルデータでのアップデートをしなくなるので安心です。
「Appのアップデート」をオンのままにしておけば、Wi-Fi接続時に自動的にアプリのアップデートを行うので、わざわざApp Storeにアクセスしなくても、アプリを最新の状態に保ってくれます。
SNSアプリの通信設定を変更する
LINEやInstagram、TwitterといったSNSアプリを使っている方も多いと思います。何気なく見ているときに自動的に動画が再生されていませんか?
自動再生は便利な機能ですが、再生される度に通信量を消費しています。アプリを開く回数が多ければ多いほど、通信量を消費しているので、注意が必要です。
アプリ別に設定方法をまとめました。
LINE
LINEの設定メニューから写真と動画を開きます。「写真を自動ダウンロード」と「GIF自動再生」のスイッチをオフにし、「動画自動再生」を「Wi-Fiのみ」か「オフ」に設定しましょう。
これで相手が送ってきた写真や動画を自動でダウンロードしたり再生したりして、勝手にデータ通信量を消費する心配がなくなります。
Instagramの設定メニューのアカウントからモバイルデータの使用を開きます。「データ使用量を軽減」という項目があるので、そのスイッチをオンにすることでWi-Fiに接続していないときは、動画や画像の自動読み込みをしないようになります。
Twitterアプリの「設定とプライバシー」からデータ利用の設定を開きます。「データ利用の設定」内の「データセーバー」のスイッチをオンにすると設定完了です。
「データセーバー」がオンの状態では、動画の自動再生はされなくなり、画像は低画質で読み込まれるようになります。なお、「データセーバー」は端末単位での設定なので、同じ端末から他のアカウントにログインした場合でも適用されます。
ストリーミング動画をモバイルデータ通信で見ない
iPadなどのタブレットを動画を見るために使う方も多いのではないでしょうか?基本的には家にいるときに見ることが多いと思いますが、旅行などの場合によっては外出先でも見るケースもあると思います。
その際にモバイルデータ通信で見ているとかなりのギガ数をあっという間に消費してしまいます。
AmazonプライムビデオやNetflix、Huluなどの動画配信サービスによっては、動画をダウンロードしておく機能もあるので、WiFi接続時に予めダウンロードしておけば外出先でもギガ数を気にせず動画を見ることが可能です。
電子書籍・雑誌はダウンロードしてから読む
通勤時間など電車内で電子書籍を見ている人を見かける機会も増えてきました。
電子書籍も動画と同じで、事前にダウンロードしておくことにより、ギガ数を消費せずに読むことが可能です。ただ動画に比べると使用する通信量が少ないため、モバイルデータ通信で読んでいる人も多いのではないでしょうか。
節約できる通信量は少ないですが、無駄に通信量を使うことがなくなるので、外出先で読む場合はWiFi接続時に事前にダウンロードしておいて、読むのがオススメです。
まとめ
iPadなどのタブレットを利用している方は動画視聴サービスや電子書籍、SMSなどで使っていることが多いです。その為、今まで通信量に対してあまり意識していなかった方は特に使用頻度の高いものから使用方法や設定を見直すだけで簡単に通信容量を削減することが可能です。
以前から通信量を気にしていた方でも設定によっては、自分の意図していないところで通信量が使われているケースもあるので、これを機会に今一度、設定を確認してみてはいかがでしょうか。